CoCo壱番屋の創業者のお話

ある日、知人に誘われて、宗次徳二さんという方の講演を聴きに行った。

 

宗次さんはカレーチェーン「CoCo壱番屋」の創業者で、10年前に経営をしりぞいたが、

今でも、毎朝4時に起きているそうな。

そんな、宗次さんの典型的な一日を追ってみると・・・

 

朝4時     起床。事務所内にて(専有面積は1坪)、本の執筆や手紙への返事など。

 

朝6時30分 約1時間30分かけて、事務所付近の沿道の花壇手入れ、道路清掃など

 

(コンサートのある日)

夕方  運営するクラシックホール(宗次ホール)のホール入り口にて、来場のお客様へご挨拶

 

夜  コンサート終演後、お客様のお見送り

 

(コンサートのない日)

テレビ局、雑誌社、新聞社からの取材を受けたり、全国各地へ講演に出かけたりなど。

 

いやはや、根っから仕事が好きなのだなあと、感心することしきりである。

現役時代は、毎日5時には出社して、夕方6時~夜11時頃まで働いていたそうだ。

 

他にも、「ライバルのことは考えない」「経営者は社交的でない方がいい」「『夢』は持たない。『目標』を持つべし。」など、独特な視点に立った面白い考えを色々伺うことができた。

 

また、講演の際、聴衆一人一人のところにやってきて、挨拶しながら名刺交換をしていたのが、とても印象的だった(私も、名刺交換させて頂きました)。

今回は聴衆が少なかったからだとは思うが、その腰の低さは、

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を思い出させるものであった。