もう一つのノーベル賞

少し古い話ですが、ノーベル賞のパロディー版「イグ・ノーベル賞」の授賞式が、9月29日、ハーバード大学で行われました。

「人々を笑わせ、それから考えさせる」研究を研究を行った研究者に、ノーベル賞受賞者が賞を手渡すのだそうです。

 

各賞の研究テーマは、以下の通りです。

 

・生物学賞

「ビー瓶に乗っかるカブトムシ。オスのタマムシはビール瓶をメスと勘違いする」

 

・医学賞

「トイレに行きたくてたまらないときに下した決断が、ものによって良かったり悪かったりするのはなぜなのかの研究」

 

・心理学賞

「人間はなぜため息をつくのかの研究」

 

・生理学賞

「カメのあくびは伝染しないことの証明」

 

・物理学賞

「円盤投げの選手は目が回るのに、ハンマー投げの選手は目が回らないのはなぜかの研究」

 

・公衆安全賞

「幹線道路を運転中にサンバイザーが下がって視界が狭くなった場合の運転能力について」

 

・化学賞

「火事の際に寝ている人を起こすことができる「わさびの匂い」の理想的な濃度の研究」

ちなみに、受賞したのは日本の研究チームだそうです。

 

・数学賞

世界が終わる日を予測・断言し、「数学的仮定をたてる際には気をつけた方が良い」ことを世界に知らしめた学者6人。

ちなみに、うち1人は、終末を10月21日(つまり、今日ですね)と予測しているそうです。

 

・平和賞

違法駐車の多さに業を煮やし、自ら装甲車を運転して高級車を押しつぶすパフォーマンスを行った市長さん

 

・文学賞

「構造化された先延ばし理論」を執筆した学者。

「構造化された先延ばし理論」とは、常に重要な作業をすることによって、それ以上に重要な作業をせずに済ませるテクニックだそうです。

私もそうですが、多くの人が、このテクニックのお世話になっているのではないでしょうか。

 

要注目は、数学賞ですね。

何しろ、「今日中に終末を迎える」との予言が出ているのですから。

明日まであと6時間、刮目して待つとしましょう。